ちょっと覚えておきたいそんなこと。

Twitterじゃどんどん流れるし、Instagramほど映えるものでもないし、Facebookに投稿するには些細なこと過ぎるような行き場のないちょっと面白かったことを書きます。

「月が綺麗ですね」と言われたときのシュミレーション

 

 

 

「月が綺麗ですね」というのは愛の告白、なんていうのはよく知られたことで、もし仮に言われたとしてもあははは、と笑ってしまって風情もくそもなくしてしまう自信がある。

 

ただ、もしこれを言われたらなんと答えるのが正解なのだろうとふと疑問に思い、令和を生きる27歳はGoogleを使って検索をしてみた。

いつ、どんな告白をされるかわからないし、お相手によってはそれを笑い飛ばすような人ではなく、私服で和装をしてしまうひとクセくらいあるような人かもしれないし、そのひとクセある人に私自身も好意をよせているかもわからんのだから。

 

この「月が綺麗ですね」の言い回しは、英語教師をしていた夏目漱石先生が「I LOVE YOU」の日本語訳として言ったらしい。「我、君を愛す」んなこと日本人いわねぇから!と。

確かにその通り。今でこそ「愛してる」はだいぶ使われるようになったのだろうけれど、私は正直しっくりこないし、好きを連呼される方がいい。

でももしだよ、もし、一緒の帰り道で「月が綺麗だねぇ」とか、LINEで「月めっちゃ綺麗!」ってきたら、待って素敵すぎんか?別に和装してなくたって、頭で考えずに出てくるような言葉じゃないか。かしこまって言うような言葉じゃない、というのがよくわかる。I LOVE YOUの日本語訳は、愛してるではない。うん、そうだ。

 

この記事を書き始めたとき、私は「月は昔から綺麗だよ」と言う気満々でいたのだけど、ばかたれ、きっと、頭で考えず口からぽろっと溢れた「月が綺麗だねぇ」に対しては「ほんとだ、綺麗。三日月もいいよね」って具合じゃないか。

 

え、満月みたいに完璧な君も、三日月みたいに欠けてる君も変わらず好きだよって意味が含まれているかって?

愛してるはそんな風に頭でぐるぐる考えるような言葉じゃないのかもしれないよ。

 

まぁ、言われたことも言ったこともないんだけどね。

いつか言われる日を、月明かりの下で待っていようかと思う。って、まだ朝だしなんならざんざん降りの雨なんだけどさ。締まらないから、今日はここまで。

 

おわり