ちょっと覚えておきたいそんなこと。

Twitterじゃどんどん流れるし、Instagramほど映えるものでもないし、Facebookに投稿するには些細なこと過ぎるような行き場のないちょっと面白かったことを書きます。

ヒネ・クレ子がInstagramをログアウトした話

 

 

 

このブログのURLを唯一貼っているのが我のInstagramのアカウントなのだけれど

実はそのアカウントはほとんど使っていない。基本的にログアウト状態だ。

「基本的に」ということは例外も多々あって、Instagramが嫌いなわけでもなければとても便利なものだという認識をしている。

 

 

それでもなぜ、Instagramをログアウトしたのか。

 

 

タイムラインに溢れる「結婚しました」投稿

 

 

我26歳、友人はもちろん、先輩たちも結婚という人生ネクストステージに続々突入。

結婚しようと思える人と出会えたこと本当におめでとうと思う。そしてすげぇとも思う。

結婚しました、ってことは遡ること数時間、数日、数ヶ月、数年前にご両親への挨拶やらプロポーズやらお付き合いやらをこなしているのかと思うと、我の26年間の密度の薄さやべぇくねぇか、と思ったり思わなかったり。

 

 

たくさん、おめでとう!な投稿が溢れるタイムラインで

わたしのアカウント上結婚しましたの投稿がレアじゃなくなり

「海外旅行行ってきた!」「ライブ最高!」「ここのラーメンやっぱり最高」と変わらずいいねを押すだけでその人の結婚を知ってしまうというのがフッと嫌になった。

 

 

「おめでとう!お幸せに!」

「おめでとう!いつの間に!」

なんて逐一コメントしていたような時期が、あったような気もする。でも誰の投稿にコメントしたのかやっぱり覚えてない、この表面的なのもすごく嫌だと思った。

 

 

心からお祝いしたい気持ちと、コメント1行はとてもじゃ無いけど釣り合わない。

すごく久しぶり、むしろInstagramでコメントしたこと無いかもってくらいの子の報告にコメントもびびっちゃっていいねだけをするもなんだか薄情なやつになった気分で(被害妄想)、こうやって考えすぎるうちはInstagramログアウト、が我の最適解、なのだと信じている。

 

 

【けつろん】

結婚しました報告をInstagramから知りたくないお年頃

 

 

そして2019年末に、愛犬が死んでしまったのだけれど

我が家は小学生以降も、中高、大学、社会人になってからの友達も出入りするような家なので、わたしの友はイッヌの友でもあった。

 

「亡くなりました」って報告をわざわざするのもな・・・とおも思ったんだけれど、それよりも「可愛がってくれてありがとうございました」って言わなければならないな、というくらいみんなにめちゃくちゃ愛でられていたからInstagramにて報告をした。

 

 

そうしたら、特に伝えたいと思っていた人たちへ全然届いていなかったことをすぐにしった。LINEでも改めて連絡したら「まじぃ!?」と驚かれ、驚いた友達がわたしの投稿にいいねをしていたのかは知らないけれど、「ここのラーメン最高」っていう投稿とやっぱり差異なんてないわけですよ。

 

別に大々的にうちのイッヌの死を知ってほしいとかそういうのではない。でも「一緒に遊んでくれてありがとう」って伝えたいと思い浮かぶ人の顔があるのに、それをInstagramの1投稿に乗せるのは間違っていたな、と思う。

 

Instagramでわたしがしたその投稿がもつ意味は、『わたしはいま愛犬を失い悲しみのどん底にいます。よろしく』くらいの役割なんじゃないのかと思う。それにつくいいねが『りょうかい』の意味であるように。

 

そのいいねを押してくれた人たちのなかには、イッヌの冥福を祈ってくれたり、犬を失うつらさわかるよ、という同意であったり、写真かわいい、とかとか感情をもってくれていたひとたちもいるだろうし「見た」という印でしか無い場合ももちろんある。

 

 

そのとりようはわたしの心が安らぐ受け取り方をすればいいのだけれど、なんせアイアム ヒネ・クレ子だから。

 

 

Instagramにログインしなくなったところで友達が減るわけでは無いし、人づてに聞いた「XXが結婚したらしい」「父ちゃんになったらしい」っていう話は手元で画面をスクロールして1人でふーんと受動的に知るよりもリアクションができて、おめでとうを共有できるのも結構いいもんだったぜ。

 

 

当分の、Instagramをログインする機会は妹の生存確認

忙しすぎたりすると(たぶん仕事だけじゃなくて遊びも忙しいとき)連絡があまり取れなくなるうちの末っ子が、渋谷の夜であろうと元気であることを確認するためのツールが、わたしのアカウントが存在し続ける理由。

 

 

悪く無いよ、Instagramデトックス