ちょっと覚えておきたいそんなこと。

Twitterじゃどんどん流れるし、Instagramほど映えるものでもないし、Facebookに投稿するには些細なこと過ぎるような行き場のないちょっと面白かったことを書きます。

平成まとめ

今週のお題「平成を振り返る」 

 

 

元号なんていらないでしょ、とは思うけれど、それでも元号はあるわけで、その元号が変わる瞬間は少しわくわくする。ということで、平成まとめ。私が生まれたのは平成で、私はまだ平成しか知らない。

 

 

 

記憶にある私の一番最初の将来の夢は「ゴミ屋さん」だった。平成9年あたりのこと。そのころ、ゴミ収集車はゴミを収集する人が後ろに捕まって、助手席に戻るという手間を省いていた。その車の後ろに捕まって乗りたくて、私はゴミ屋さんになりたかった。でも、いまはきっとそれは絶対にNGなのだろう、その姿をみることはまずない。絶対に危なかったと思うけど、それをNGにしたのは時代だと思う。

 

 

私のは、家の近くの(いまは無き)商店みたいなところで、たばこだった。忘れもしない、セブンスターは250円だった。親の買い物をみて、一番右側にあるたばこだと覚えていたけど、帰り道にそのたばこを見て、数字の7が★の文字でできているのに気づいたときは大発見をした気持ちになった。いまはたばこの値段は500円近いし、そもそも子供がたばこを変える時代ではなくなった。たとえ親の買い物だとわかっていても、だ。

 

 

小学校の周りにあった3つの文房具屋さん。駅前に一つ、学校の近くに二つ。一番学校に近い文房具屋さんのお店の人はめちゃめちゃ怖かったけど、たまに優しくてそれもまた怖かった。シャーペンの芯を買いに行って、「これ0.3mmだけど大丈夫?」と聞かれたことで、シャーペンの細さの存在を知った。いま、その3つの文房具屋さんはすべてなくなっていて、文房具屋さんも一つしかない。

 

 

100円を握りしめて、その100円でいかに駄菓子を食べられるか、100円の大当たりやブタメンの当たりがでて喜んでは、もったいなくて使えず、もしかすると何かのカンカンとかから出てくるかもしれない、何気ない日常がつまった駄菓子屋。中学生、高校生になるにつれて行ってはいけない場所になってしまった気がして、でもそれは世代交代なんだと言い聞かせていたけれど気づいたらその駄菓子屋は閉まっていた。でも今も時々近所を犬と散歩している駄菓子屋のおじちゃんは、クレヨンしんちゃんの園長先生みたいな風貌は変わらないし、散歩している犬のコーギーは尻尾がとても長くて(コーギーは尻尾を切ってしまうのは有名)後姿をさりげなく盗撮してしまったのはここだけの話。そうそう、今これを書いて思い出したけど、大学生になってから地元のみんなとBBQをするときに集合場所にしたのはこの駄菓子屋の前だったのが、今思うと「共通」の跡地だったことがくすぐったい。私のお父さんも駄菓子屋には行っていた。その時はもんじゃや、ところてんを食べていたようだけども、私はラムネやグミを食べていた。いまの小学生たちはみんな、手も洗わずに、傍から見ればバレバレの、でもその子たちにとっての秘密基地、隠れ家では何を食べているのだろう。

 

 

いま、平成何年だったかなと調べてみて驚いた。平成15年にバスケットボールをはじめて、いま平成31年、いまもバスケをしている。気づいたら15年、平成5年から生き始めたわけだけども、平成の半分は私がバスケをしていた期間になる。ブランクも所々あるけど、これには少し驚き。変わらないこともあるみたい。令和になろうと。

 

 

平成の間に、幼稚園にはいり、小中高、大学と入学卒業を繰り返してきた。たくさんのことが変わって、世の中の常識も変わって、気づけば年下の人間が世の中にはあふれていて、コンビニのペットボトルの値段もアイスの値段もどんどん上がり、パックのジュースは容量が減ったし、暑かろう寒かろうが部活をするのが当たり前だったけれども、気候の変化で部活規制が設けられてしまった今日。私たちよりもう一昔前の人たちは部活中の飲み物を飲むことが規制されてたと言うもんだから、私は私の生きた時代が一番生きやすいんじゃないかと思う。でも、それはどの時代を生きた人も自分の時代をひいきにするのだと思うけど。

 

 

私は平成が大好き。ゆとり世代をバカにされようと、私が私になったのはゆとり教育の賜物で、私にはあっていた教育だと勝手に感謝している。AKB世代を生きたことが嬉しい。嵐の全盛期を見ていたことはきっとこれから先、今私がバブルを語る大人を少し小ばかに見てしまうように、見られる側になっていくのだと思う。

 

 

shirokuma-yu.hatenablog.com

 

 

 

元号はめんどくさい。会社で使うのもポチポチ手書きで修正しているのも意味が分からない。でも、手書きで書き直しているとなんだかさみしい気持ちにもなってくる。西暦だけで日本が回ればいいのに。時代の節目がなくなればいいのに。でも、いまそんなこと言っても仕方がないので、平成がナウから歴史になる瞬間、そして平成うまれが作る令和時代を信じて、明日ばあちゃんちに行ったらお決まりのネタを聞こうと思う。

 

「今って、昭和何年?」

 

 

これが、すんなり返事返ってくるのがいつも面白くて聞いてしまう。

みなさんのおじいちゃん、おばあちゃんにも聞いてみては?意外と、数えているかもしれませんよっ

 

 

おわり

musician/坂口有望

 

 

 

いま、私がヘビロテしている音楽を今日は紹介。

 

 

心配ないよ明日はもうそこだ

ちょっぴりわかってる未来を変えてしまおうか

 

 

坂口有望ちゃん、18,19歳でこの作詞作曲はなんなのだ。

 

よく、アニソンが好きそうと言われる人生ですが、私は結構ロックが好きです。特に邦ロックが大好きです。先日行ったフェスでは、みんながやってるダンス(?)ができるようになりました。

 

音楽が 音楽が あなたを照らしますように

音楽が 音楽が あなたを救いますように

 

 

音楽好きな人は経験している、当たり前のことかと思いますが、その時の自分にぴったり寄り添ってくれるような音楽が耳に入ってくる不思議な体験は何度味わっても興奮します。私は好きな音楽はリピートして1週間も2週間も聞き続けるタイプです。

 

 

そしていま、この音楽をリピートして二日目。有望ちゃん独特な歌い方も含めて、脳内が彼女に支配されています。未成年の彼女にお尻蹴り上げられてるような感覚で、元気と気合をもらう朝。

 

 

お前、調子乗るなよっていう発言をするんだけども、仕事を辞めた後に少しの期間だけど、非日常の面白いことをする。まだ言えないのだけれど(ここが調子に乗ってる発言)これはたくさんの人の支えがあってできることで、心臓がキュッと掴まれる、"嬉しい"と"頑張るぞ"と"中途半端なことはできないな"というたくさんの感情がせめぎ合っている。そんな私がいま、聞いている音楽。

 

 

心配ないよ 明日はもうそこだ

 

 

やっぱり音楽は最高だ。アニソンを聞いてそうといわれる所以はなんとなくわかる。でも私はロックで熱めな感情を持っていることを知ってほしい。ということで、これを読んでくれたあなたも一曲、聞いてみてってくださいね~!

 

 


坂口有望 『musician』MV(Full)

 

人生謳歌

どうかそんな言葉が似合うような

 

 

おわり

晴れた日の休みの午後するポケモンGO

 

 

 

今週も、撮影してきました!相変わらずの楽しい空間。少しずつ役割が明確になってきて、名乗り方まで発生して楽しい限り。

ディレクター、構図、カメラマン、AD、講師、見習いともう立派な撮影班。

 

 

shirokuma-yu.hatenablog.com

 

 

いよいよぼーっとはしていられない。GWに根詰めて編集を進めなければならない。楽しみだけど、不安。それだけ、クオリティの高いものを作りたいと思っているからだと思うんだけど。

 

 

光の加減がかなり好きな具合に撮れた写真。

 

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緑が素敵すぎる、ここどこ?な写真。

 

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少しずつ少しずつ増えてく撮影時の集合写真。

私の自己満足でもあるけれど、いやでもこれだけの人たちが休みの日に協力してくれてる、お祝いしたい気持ちを持たせる結婚式の主役たちがすごいなと思う。

 

そして、私はどんどんカメラにはまっていく。もっとF値を使いこなしたいんだけど、どうしたらいいんだろう。。難しい。本当に難しい。

 

 

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ええ、お決まりですけどやっぱりカップル+私の3人がメインで撮影しているのだけれど、この日も撮影が終わって一緒に駅に向かって歩いていました。そしたらKイさんがポケモンGOを開いて「もうすぐタマゴが!!!!」というんですよ。

 

私もこの二人に影響されて3週間ほど前からポケモンで戻っているのだけれど、ジムでの戦い方とかは全然わからなくて「タマゴが…!」といわれてもわからないんですね。

 

そして少々考えすぎたのかもしれないですが、このタマゴのところで戦うことで、駅行く前に解散をすることを狙っているのではないかと思ったのです。

※帰る路線も同じで、3人の駅すべてが5つの駅(約10分)エリアに収まっているので、二人きりにしてあげられないんですよね。

 

それなのに、「ゆっかもやってく?」とタマゴバトルのお誘い。「え、じゃぁ、やっていきます」と即答。二人きりにしてあげなきゃ!とかそういう気を使うべきシーンだと思うかもしれないけど、素直に遊びたいという気持ちをぶつけられる人たちである。

 

 

タマゴが孵るまで15分を、その場に荷物を降ろして待つ時間。Kイさんのポータブル充電器から命をもらい、ポケモンが出てくるのを待つ土曜日の午後。平和か。余裕あるか。暇か。

 

 

この二人が結婚するのかしないのかもわからないし、結婚するとしてもそれがすぐの話なのかだいぶ先の話になるかもなんにもわからないけど、その時は全力でお祝いしたいと思う。でも、その時は一緒にできないのか…というさみしさが勝手にこみ上げる。バカか。

 

 

さて今週もはじまりました。今週頑張ればゴールデンウィークですね、がんばろう!!!

 

 

おわり

ゼミ飲み、ボクは永遠に後輩だぜぇ!

 

 

あぁ、楽しかった!眩暈がした。笑いすぎたための酸欠以外ナニモノでもない。ソファ席に座り、何度椅子を叩いて笑いを分散したかわからない。

 

"今"の話も楽しいのだけれど昔話に花が咲くのは定番だ。そして、"今"の話に対して"昔"と変わらないことをおちょくられることは、とてもくすぐったく、最高の時間になるのも必然だ。

 

そうそう、この日は私含めて4人が集まった。3人とも一つ上の先輩で、先輩大好き芸人の私にとっては贅沢な空間でした。

 

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例えば、

「Kキは最近お酒飲んでるの?」

「最近はあまり飲んでないね」

「へぇ、最近は酔っぱらうと壁殴ったりしてないんだ?」

(いまこれを書いている今も笑いを堪えている)

「Kキが壁を殴り始めるとやばいなーって合図だったよね」

思い出し笑いで狂いそうになる。酔っぱらうと壁を殴り始めるってやばくない?かっこいい先輩なんだけど、学生という若かりし頃はすっかり飲まれていたことを思い出す。

 

「ゆっか彼氏できた?」

「一瞬出来て速攻別れた!」

「ゆっか、前もそんなんじゃなかった?」

「なんでだろう~~~泣」

「なんでだろうね~~~笑」

「すぐ飽きられる~~~!」

私なんでも話してたんだなぁと思い出す。笑いに変えてくれるのも、いいところ。

 

 

仕事の話をしていても優しいんだよ。

「もう今の仕事わかんない!覚えられない!」って泣き言言えば

「でもそれで3年続けたんでしょ?」

「はい…」

「すごいじゃん!十分だよ!」

と、とあるペンギンさんを思い出す。すごい甘やかされ具合だ。

 

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肯定ペンギンさん

 

 

「次はこんなことしてみたいと思うんですよね」

「うわ!ゆっかあってそう!そういう部門に普通にいそうだもん!面白そうだよね」

もう言うことなすこと肯定祭り。優しすぎる。

 

「うわぁぁぁそうやって肯定ばかりしてくれると嬉しくて泣きそうになる。クラウド使ってリモートワークしたいとか言えば「クラウドなんてセキュリティ信じられない」って否定されること最近多かったからぁ~~」

「そう?いいじゃん、いいよね、リモートワーク。電車とかしんどいもんね」

否定されることを避けたいわけじゃない。でも甘やかされることに身をゆだねたいときも、ある。生まれたのがたった1年だよ。いや、月によっては一年も歳は離れていないそんな先輩たちがとてもとても大きく見える。私も後輩からそう思われてる、自信はない!(クソ野郎) でもそう思われたいとは思ってる!

 

 

「ゆっかの世代はすごく仲いいように感じてたな~!」

「逆ですよ!先輩たちが仲いいのうらやましかったですよ~。あと、私たちの世代は一つ上のみんなが大好きでした」

「そっかーうれしいな~、でもほんと、飲み会いつも来てくれてたもんね」

「同期飲みよりも合同の方が爆盛り上がりしてたイメージがあります」

「ゆっかの代みんなすごい飲んでたもんね~」

「いやいや、Kキさんはじめ酒豪ぞろいで最初まじで怖かったです…」下記記事参照

 

shirokuma-yu.hatenablog.com

 

笑って笑って、よし明日もがんばろー!ってなる、そんな夜でした。

 

まとめ、卒業しようと先輩・後輩という関係は変わりようがないこと、最高。

 

 

*** *** *** *** *** *** *** ***

 

「一年に一回くらいは会おうよ」

「いやそれは少ないよ」

 

「じゃぁ上半期、下半期に一回ずつ」

「もう少し」

 

「月に一回」

「それは多い」

 

「四半期に一回」

「それだ!」

 

月の分け方がすっかり社会人生活に染まってしまったようだけど結論

 

だね!」

「いいね、じゃぁ次は夏会おうよ」

 

ここに私の喋った「」は、ない

ではまた、夏の陣にて。

 

 

おわり

 

 

ハイキュー!!と二次創作、そして藤岡麻菜美

 

 

 

バレーボールを教えてくれてありがとう

 

 

ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦がついに終わった。

 

 

つらい、しんどい、終わってほしくない

 

 

最高なの?自分の子供にはバレーボールやってほしいな?なんて思っちゃうよね。漫画怖い、影響力怖い。研磨かわいい。木兎付き合って。クロ結婚して。(腐)

 

Kindleを手に入れてから、嵩張る心配がなくて電子書籍ポチポチしがち。金曜日の夜の楽しみに一冊購入しがち。Kindleは、たった一つの端末持ち歩いてるだけで全巻持ち歩いていることになるし、夜も手元に電気つけなくても読めるのが最高。小説は相変わらず文庫派だけど、漫画はすっかりKindeleさまさま。

 

 

ハイキューにはまりすぎて、2次創作までさがしがち。

恋愛ものも面白いんだけど、引退後とかプロは入った設定とか、全日本の選手として同じチームで戦ってるとかたまんねぇ。

 

shirokuma-yu.hatenablog.com

 

プロなんて、日本代表なんて、夢のような話かもしれない。この漫画読んでてもこんな世代でうますぎる人たち集まるなんてことあるのか、なんて思ってしまう。

 

でも、サッカー界においては現に'86年組という世代があって、ライバルだった関係からチームメイトとして日の丸を胸につけてしまっているわけである。当時の、日本代表に選出された元チームメイトはその時代を一緒に走っていたことが誇らしいだろうなあ。

 

そして私にも一つ。漫画のページでいえば2~3ページで終わるような、予選の勝ち抜けていく様にチラッと特徴のない顔であろうと登場できれば本望、主人公にとっても通過点にしかならなかった試合は、私にとって中学校のバスケット生活にピリオドを打たれた試合だった。そのマッチアップした相手が主人公、今プロで活躍し、東京オリンピックでも有望視されている選手であるということが私のちょっとした自慢だ。

 

くじで決められて、私たちのチームが必死こいて勝ち上がることができただけで、「因縁の」チームでも何でもない、たまたま最後の試合で戦えただけだけど、それでも私は彼女を止めることに必死だったし、本気かどうかをいまさら測ることはできないけど、いまプロになる選手が手を抜いていたとは思えない、そんな選手が私のすぐ目の前にいた瞬間がある。あー二次創作自分でつくったろうかな。

 

21年度、準優勝チームと戦えたことはラッキーと言えよう

http://chiba.japanbasketball.jp/jhs07/soutairekidaiseiseki.pdf

 

いつか、どうにかこうにか、まわりまわって、会えたらいいなという思いを込めた二次創作を。"また"ボロ負けようと、恥をかこうと一緒にバスケがしたい。同じチームで操られてもみたいけど、やっぱり最初は相手をしてもらいたいなー!

 

みんなも一緒に女子バスケットを応援しましょう!

彼女の名前は藤岡麻菜美選手です!

オリンピックは絶対に応援に行く!

 

ボロ負けしたくせに、負けたことは悔しくて時間差で泣いたことをいまだに覚えてる。それがいまもバスケをつづけている原動力になっているかもしれないし、なっていないかもしれない。

 

とりあえず、ハイキュー!!みんなも読めな?スポーツをやっていた人なら特に、また走り出したくなるはず。チームメイトって響きが恋しくなるはず。

 

今週のバスケは、人数が足りなくて中止だそうな。そろそろ新しいチーム本気で探さないと。(まだ、バスケ生活はつづくらしい…)

 

 

おわり

金曜夜に新社会人と飲んできた

 

 

 

「まぁ言ってしまえば結局はナンパなんすけどね!」と、隣でカルピスサワーを飲む僕が言う。「まぁそうだよね」と私は笑う。

 

この春新社会人として"こちら側"に来た僕は、私のいまの職場から電車で15分のところが勤務地となり、金曜日の夜さっそく飲みに行った。私が就活する前に出会った子が、新社会人となった。時の流れを感じるきっかけは日々のいたるところに落ちているけれど、これは特にわかりやすい月日の流れだ。

 

「でもすごくないっすか!?あの時声かけて、LINE交換して、いまこうやっていまだに飲んでるんですよ!あの時ゆっかさんだって学生だったっすよね」

「はじめて会った時、就活前最後の遊びって言い聞かせてたからよく覚えてる。Hルくんは大学入学したばっかだったのにね」

 

 

前回あった時は就職活動が終わった時だった、そういえばもう一個前にあった時は就活相談だった。毎度会うたびステップアップしてくるHルくんがキラキラ(もはやギラギラ)していることがうらやましくてどこか遠い存在にもなっていくようだ。今日くれた名刺は「売れる」名刺。ネームバリュー最高クラスなところに強烈な個性を披露したようで、はたから見ればサクッと入社したように思える。就活アドバイスなんてものをしていたのが恥ずかしくなる、そんな感覚。

 

どんな大手に入ろうとそれでもHルくんの態度は変わらないし、いい子だし、私に喋らせることも上手だ。そして、私の相談にもしっかり答えてくれる。「それは間違っている」と言われることがいつもあって、「はい、確かに私が間違っていました」と反省するシーンが必ずある。論破されている気持ちにもなるけど、正しいと思わせるだけの言葉を並べてくる。だからとても勉強になるし、今日は何を話そうかななんて思いながら待ち合わせに向かっている節も否めない。

 

ちなみに私たちはいつもノンアルコールでコーラを飲んでいたが、今回に限っては「社会人になって歳上の人と飲むってことしたいんで飲みます」とかなんとかいって、私もなぜかそれに付き合わされてアルコールを飲んだが早々に押し付け合いが始まった。飲めないもの同士飲むことはしたことがなかったから少し新鮮な感覚だった。

 

 

「アルコール入ると耳が遠くなるんすよ」

「え、なんて?」

「飲むと、耳が聞こえなくなる」

「ああ、わかる」

 

 

3つ離れた年齢の為かぎりぎり崩れないくだけた敬語で、いつも「ごはん行きましょー」と声をかけてくれる。うん、かわいい。そして、「いつも俺が声かけてるからたまにはゆっかさんからこれかけてくださいよー」と言われ、ギクリとする。その通りだから。「次は私が声かける」といったのは、前回の私の言葉だった。言い訳すれば、声をかけようと思ってたけど、声をかける前に声をかけてくれた。

 

声を掛けられるまで誘いをまってるっていうのもおかしいし、かといっていつも私が声かけてるから声かけないという駆け引きもおかしな話だ。でも私は、"いつも私が声かけることに疲れた"ことが幾度となくある。それで、声をかけるのやめたら疎遠にり、疎遠になったことをその程度だったんだ、とあきらめることしかできなかった。

でも、こうやって声をかけ続けてくれる子もいるわけで、声をかけてくれることに応えたいなと思う。次こそは、私が声をかると言ったら「目標決めましょう、2か月以内ね。2か月以内ってことは1か月後でも全然いいんですからね」と。

 

まぁ言ってしまえばナンパなんすけどね

ナンパはちゃらいイメージがあるけども、実際にちゃらんぽらんな子なのだけども、あの時声をかけてくれなかったら、私も私で拒絶してたらと思うと、今がなかったのだからすやっぱりすごい。ナンパひとつも侮れない、出会いというものは。

 

だがしかし、この「ナンパ」を「ナンパ」とこうやってオープンに言えるだけの理由がある。

 

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声をかけてくれと言わんばかりでしょう?これで「ナンパ」というにはHルくんにナンパという単語の持つマイナスなイメージの責任を押し付けすぎだと思っている。君たちが隣でBBQしていたことで、私たちもさらに楽しさを得られたのは事実だ。

 

帰り際、私たちだけで撮ってた写真に乱入してきたHルくんとそのお友達。

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 失敗しているけど、それもまた。

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大学4年生の夏、遊び倒していたんだぁ。

 

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ああ、また話がそれる。話始めたら止まらないので、また改めて小出ししていこう。それでは。

 

 

四年前のGW、猿島で出会ってもうすぐ4年が経つ。

 

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おわり

本を一冊貸しただけなのに、「運命」とか使ってしまう気持ちはよくわかるぞ、って話

 

 

 

学生時代にバイトしていた居酒屋で週に1回程度、お手伝いに行っている最近。

 

 

そこで働いてるバイトのモモちゃんという子とほとんどシフトが被るのだけれど、2回目に被った時からお互いの趣味が共通とわかり意気投合。仕事終わりにバイトに行くわけだけれど、ただのリフレッシュでしかない、楽しい。

 

 

「結婚式も続くから、お小遣いがもう少しあったらいいな」という気持ちで始めたけど、その時に「お金に欲はもたない」と決めていたから気持ちが楽だ。お金の為に働いていた学生時代とは違い、人と喋りたい、運動不足解消という方が今は目的となり、エプロンの中にはポケモンGOを潜めたまご孵化用のウォーキングの役割も果たす。

 

 

話がすぐにそれるが、私のなぜバイトしているのかという理由はそれだけで、今日聞いてほしいことはモモちゃんと意気投合した話。

 

 

ひょんなことから百田尚樹さんの『フォルトゥナの瞳』の話になった。モモちゃんは映画を見ていて、私は本を読んでいた。モモちゃん曰く、まじで泣けたらしい。でも、私は原作があるものの映画は再現不可だと決めつけているところがあるので前向きではない。それを話したら「本を読んでみようかなー」というから、「貸してあげるよ!」と、モモちゃんに本を読んでもらうことになった。

 

 

翌週、本を貸した。「今日持ってきたから貸すね」「まじすか!忘れてると思ってました」「なんでよ~、覚えてるよ」そう言って手渡した。

 

そしてそのまた翌週は今週の出来事にあたるのだけれど、「ありがとうございました~~!」と、返してきた。読むの早い…!「いま、砂漠読んでます!」

 

 

砂漠

砂漠 (新潮文庫) [ 伊坂幸太郎 ]

価格:853円
(2019/4/12 16:02時点)
感想(85件)

 

モモちゃんに好きな作家を聞かれた時に「伊坂幸太郎かな~」と言ったら、モモちゃんは伊坂幸太郎を読んだことがなくて、おすすめを聞かれた。あれもこれもおすすめとして読んでもらいたいのだけれど、脳内で一冊ずつモモちゃんに貸すイメージをしていった時、漫画でいう手元でポンっとしたときに豆電球がぴかっと光る思いつきをした。

 

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「モモちゃんいま大学生じゃん!絶対砂漠がいいよ!」とおすすめしておいたのだけれど、そしたらもう買って、読み始めていた。

 

 

「もう、めちゃくちゃ読書にはまっちゃって、ずっと読んでます」と言った。もともと本を(活字)を読むのに抵抗はない子だったみたいだけど、それにしても。ブックソムリエ(※)になりたい私にとっては究極の褒め言葉だ。

※ブックソムリエ…私が勝手に作ったそれっぽい単語言。オススメの本を聞かれたら日常やキャラを考えて本をオススメできるだけの本を読みたいという目標だよ。

 

 

私のおすすめを続けて読んでくれて、舞い上がらないわけがない。私より本を読む人なんて万といる。でも、モモちゃんよりも少し歳を重ね、自信を持ってお勧めができる本があって、それを素直に聞き言れてしまってくれた先に、「読書にはまってしまって」という影響を与えられた。

 

 

フォルトゥナの瞳を返してくれるのと一緒に、モモちゃんのおすすめの本を貸してくれた。読んだことのない作家さんだ。こうやって、世界は広がっていくらしい。

 

 

 

私が昇一と最後に会ったのはふたりが小学校に上がる直前くらいの時だっただろうか。---

 

 

 

 

砂漠は、私が大学生の時に読みたかった本。少し遅くて、社会人一年目の時にやっと私の手元に巡ってきた。悔しかった。でも今回、現役大学生に読むことを託せた。よかったよかった。

 

 

砂漠 (実業之日本社文庫) [ 伊坂幸太郎 ]

価格:779円
(2019/4/12 16:12時点)
感想(3件)

 

表紙リニューアルしてまた売り上げが伸びたらしいぞ。大学生にお勧めしたい本ランキングに入っていたぞ。さすが私。

 

 

極めつけがこれだ。そうそう、本を読むと運命ってものがよくわからなくなるし、これもまた運命、運命、運命、いや、選択すること一つも、選択する運命なのか選択によって運命が変わるの…いろいろわけがわからなくなるけど、今のこの運命を受け入れられるようになるというものだ。

※運命を語りはじめたくなる物語がフォルトゥナの瞳

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では今週の土曜日も、元気にバスケをしてきます。眠たくて仕方ないところだけど、自分へ言い聞かせた言葉を信じて。

(PC開いたときにその時の記事しれっと貼っておきます)

 

 

おわり